仏教に入門しよう

私の友人は天涯孤独で壮絶な人生を歩んできています。
生まれてすぐに両親が離婚し父親に育てられましたが父親も三歳の時に他界。
一人残された友人は親戚に引き取られますが、そこで虐待に合い結局施設に入る事になります。
それから里親が見つかり養子として引きとられるのですが、虐待により荒んでしまった彼は犯罪や暴行を起こす不良少年になってしまい、お手上げ状態だったそうです。
中学生の時に家を出てから友人の家や女の家を転々として自分で生きてきたと言います。
それ以来親戚の下にも里親の下にも帰らず、不良人生をまっしぐらで生きてきたのだそうです。

そんな彼も30歳の時に気持ちを入れなおし、不良から大人になります。
そして自分の人生を振り返って、これからは真面目に生きようと決意するのです。
天涯孤独と言うのは変わりありませんが、その寂しさやその辛さを紛らわすために悪い事をするのはもうやめようと思ったそうです。
それから彼は一切犯罪から手を引き、真面目に生きるようになりました。

そして50歳を迎えて…
自分が死んだ後、身内がいないからどうすればいいのかと悩むそうなのです。
もし自分が死んだら火葬や骨はどうなるのか…
だれか担当してやってくれるのか…
不安になるそうです。

そんな時仏教に入門すればお墓がいらないと言う話を聞きました。
お坊さんになれば神に仕える仕事をする分、そこで亡くなったお坊さん達は寺がきちんと神様への奉公人として祀ってくれるから死んだ後の事も安心できると言う話でした。
だから若い頃に悪い事ばかりしてきた人たちが老後になって改心して仏教に入門してお坊さんになるケースがとても多いそうなんです。

彼も、若い頃は相当人を傷つけてきたはずです。
自分の罪を許してから死ねるようにと言う意味でも仏教に入門してお坊さんになる道は最善かもしれません。
これが一筋の光になるような気がします。