父との思い出

私の父は現在病と闘っています。
自分で自分の体を傷つけて発症した病気だからと覚悟しているのですが、死にたくてもなかなか死ねない病気で、見ているほうも辛いです。
病の原因は「タバコ」で、肺気腫・COPDを発症しています。
呼吸困難のような発作が出たり、酸素が足りなくなって苦しいといつも言っています。

そんな父が倒れて病院へ搬送されて、私は父とのお別れを覚悟しました。
しかし、この病気の恐ろしい所はなかなか死なせてくれない所。
こんなに苦しんでいるのに、酸素吸入で生かし続けるのです。
家族の意思で酸素をやめる事も出来ますが、そんな見殺しにするような事は出来ません。

父も覚悟はしていても死ぬのは怖いといいますし、出来るだけ家族と一緒にいたいと言います。
でも、病状が悪化していくに従って苦しむのは父です。
私も介護する上で苦しみます。
父の病状に自分の生活を合わせていかないといけませんから、ろくに仕事も出来ません。
でも、お金は毎月かかってきます。

肺気腫は難病指定ですが、それに対する補助金はありません。
保険や補償はありますが、薬代や医療費などお金は必要です。
仕事は出来ないしお金はいるしで、私自身も大変です。
ただ、これまで父に育ててもらい可愛がってもらったと言う気持ちだけで、恩返しのつもりで向き合っています。

父も、自分みたいな厄介を娘に抱えさせてしまって申し訳ないと言います。
早く楽に死んでお前を楽にさせてやりたいけど…ごめんといつも謝ります。
私はこれまでの父との思い出を振り返り、楽しいことばかりだったから、父の事が大好きだから…自分の人生を捨てて父の介護に取り組む事を決意しました。

介護する側も介護される側も辛い思いはあるとおもうけど、それがいつか感謝に変わる日がくるから、限界まで頑張りたいと思います。