体力の限界

若い頃は駅伝やマラソンで体を鍛えていて、バイタリティーがありました。
私は長距離の部活の中でもエースと言われる存在で、誰よりもトップを目指して日々トレーニングに励んでいました。
その甲斐あって成績も伸びましたし、体力にだけは自信がありました。

部活を引退して陸上の世界から卒業しても、基礎体力があるから誰よりも元気で頑張る事が出来、会社や趣味でもその能力は大発揮!
自分でもそれが自分のいい所で自慢な部分でした。

しかしアラサー世代に入り、みるみる自分の体力が落ちていくのが分かります。
ちょっと階段を駆け上がっただけで息があがりますし、ちょっと走っただけで筋肉痛が襲います。
スポーツを引退してから10年以上が経ちますし、その間スポーツや筋力トレーニングも行っていませんでした。
だから、体力自慢だった体はどんどん衰えてしまっているのです。

そしてある日、私はマンションの7階に忘れ物をしてしまい、すぐに忘れ物を取りに戻ったのですが、時間が無くて急いでいて「階段の方が早い!」と思って、現役時代のように階段を駆け上がりました。
すると、5階くらいから息が上がり足が震えだしました。
どんどん足が重たくなって上がらなくなり、ギリギリの感じで7階まで登りきりました。
そして地面が平坦になってから通路を走ろうとした瞬間に、足がからまって転倒してしまいました。

これには自分自身が一番驚きました。
足が動かなかったのです。
自分の意思に反して体がついていかないと言う経験を初めてしました。
驚きと共に、ショックが走りました。
痛いと言う感覚よりも悲しいと言う感覚でした。

私もそろそろ体力の限界を自分自身で認めた方がいい。
そう思いました。
本当に恥ずかしかったです。