大人になると言う事

20歳で夢を追いかけて上京しました。
それからは、ただがむしゃらにやってきました。
でも30歳を目前にして、自分の道に迷いが生じてきました。
自分の夢なんてものが浅はかに思えてきたのです。

周りを見渡せば、みんな結婚して子どもを作り、家庭を持って納まっていく。
両親も、早く孫の顔が見たいと泣きついてくる。
普通に仕事して、普通に恋愛して、普通に結婚して、普通に暮らす。
そんな平凡な日常が、本当の幸せなのかもしれない…なんて怖気づいている自分がいるのです。

現在は、アーティストとして夢を追いかける傍ら、アートでは食べていけないからアルバイトで生活資金を稼ぐ生活。
頑張っても頑張っても、全然暮らしは楽にならず評価もない。
収入も少ないし、貯金もありません。
ただ、自分を信じて意地で頑張るだけ。
たった一つの自己表現だから、自分にはこれしかないと思うものだから、アートを追い続ける。
しかし、仲間たちもみんな同じような事で悩み、私の元を去っていく。
実家に帰って家業を継いだり、結婚を機にさよならしたり、何度さみしいなと思った事か。
それでも私は違うと頑張ってきました。
チャンスなんて一瞬で、その一瞬が巡ってくるまで頑張れるか頑張れないかが重要なんだと思って、継続は力なり!と取り組み続けるのです。

でも、一人…一人と仲間が減っていくうちに「間違っているのは私の方なのか?」と言うマイナスな考え方の波が襲ってくるのです。
もしかしたら、去っていった友人達は頑張る私を馬鹿だと言うかもしれない。
長年夢を追いかけてまだ芽も出ない私を笑うかもしれない。
自分を信じ続けるって難しいですね。

それでも、譲れない信念や夢があるからこそ、追い続けられるのですが…
大人になるって難しいです。